【起業】家族を説得するには? -正直シニア起業ってどうなの?③-

「家族(嫁さん)には、どうやって話したんですか?」

プレシニア・シニア起業にあたっての、大いなる「壁」の一つに家族の説得があるようです。確かに、一番近しい人たちの賛同を得られなければ、たとえ起業したとしても、うまくいくことは難しいでしょう。

 

私も、「(嫁さんを説得する)何かうまい方法はあるか?」といった相談を受けることがありますが、結論から言ってしまうと、誰にでもあてはまるような説得の仕方って思いつかないのです。

私自身の例を挙げると、事前にああでもこうでもないと会話(説得)のシミュレーションをさんざんしたあげく、意を決して切り出したところ、二つ返事でOK。

「だってあなた起業したがってたじゃない」の拍子抜けするほどのコメント。その後、間髪入れずに「教育費と生活費は一円もまからへんからね」(注:嫁さんは生粋の関西人です)の一言で、むしろ退路を完全に断たれた感じの雰囲気。説得よりも何よりも、きつい叱咤激励をこちらが受けたというのが正直なところでした。

いえいえ、私の嫁さんが素晴らしい人だからという話ではないのです。家族ほどに近しい人は、「起業したい」の本気度を、それこそ本気で確認してくるという話です。日頃の様子をじっくり見ていたり、あるいは、相談と言いつつ色々とこちらが並べる言葉に詰問してみたり。

家族のネガティブな反応でひるむくらいの覚悟だと、とても起業なんかできやしませんよと、一番の協力者たる人たちは、思ってくれてるわけですよね。

子どもが結婚話もってきたら、まずはちょっと反対してみる、といった昭和の親御さん的態度のようなものかもしれません。親の反対ぐらいで気持ち揺らすなと。最も最近は、結婚話もってくること自体、珍しいことかもしれませんが。あ、これも起業と似ているかな。

 

家族の説得を真剣に悩めるようになったのなら、いよいよ起業間近ってことですね。安心して、うんうんと悩みましょう(^^)/