9月3日に実施した丸の内プラチナ大学「アートフルデザインコース」では、アートゲーム“モンダイアート”の考案者ヨシムラヒロムさんをお招きして、アートの「価値(価格)」にまつわる不思議と面白さを体感しました。
“モンダイアート”は、参加プレイヤーの一人一人が、画家/画商/コレクターと様々なアート市場での役回りをこなしながら、最終的に自分の資産価値(キャッシュ+所有作品の評価額)の大きさを競うという、ゲームです。
「絵心なんて全くありません」という方の作品が高値で売れたり、欲しいと思った作品をオークションで競り落とせず悔しい思いをしたり、自分のコレクションを見ながら悦に入ったり…まさに現実の「アートマーケット」もかくやと思えるような経験ができます。
このゲームの“胆(きも)”の一つに、オークションに出されている作品全てのランク付け(評価)を行うという手順があります。良いと思う作品順にシンプルにランクすればよいのですが、自分の作品も含まれているし、ゲームに勝つことを目標に後の評価額を考えたりしだすと、なかなか素直にランク付けできなくなったりします。
「価格決定のメカニズムが、あるようなないような…」
「そもそもアートの価値って“お金”だけで換算していいの…」
なんてことも次第に気になるようになってきたりするのです。
一方で、作家として作品を作ることそれだけで楽しかったり、コレクターとして目利き力が問われることにドキドキしたり、何より気になる作品の魅力には容易にあらがえなかったりとか…、皆様、アートを通して笑顔になれる自分に気づく時間になるようです♪
終了後の皆さんからのアンケートには…
単なるお金/絵ではなく組み合わせが面白い!
描く側と売る側の両サイドを体験できたのは興味深かった。
とても楽しく学びが多く、別の機会でもやりたいです。
芸術に対する正当な評価を付けたい心と勝ちたい心の二つに揺らいだ
等々、刺激的で楽しい時間と感じていただけたコメントを多くいただきました。
「え~ なんか面白そうだからやってみたい!」という方は、いつでもご連絡ください。
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