マシュマロチャレンジの教え

皆さんはマシュマロチャレンジをご存知ですか? 冷たい氷水を頭からかぶるバケツチャレンジとは違いますので念のため(^^)

先日、ある講座で教えていただいた話がとても印象的でしたので、こちらで披露させてください。

用意するのはスパゲティ(ゆで上げ前のパスタ)、スコッチテープ、紐、そしてマシュマロ。この材料を使って、18分の時間で、いかに高い「塔」をたて、てっぺんにマシュマロを載せるかをチームで競うゲームです。

 

チームビルディングや、PDACサイクルなどを体感する手法として、ビジネススクールを始め、様々な「教育」場面で採用されているそうです。

 

実はこのマシュマロチャレンジ。「ビジネスパーソン」が集まったチームよりも、「幼稚園児」のチームの方が、成績が良いという結果がでているそうです!

大人チームが子どもチームに叶わないのはなぜでしょうね?

 

勘の鋭い方は想像がつくかもしれませんね。 ・・・そうなんです。トライ&エラーの数が幼稚園児の方が圧倒的に多いんです。ビジネスパーソンチームが18分で1度しかマシュマロをてっぺんに載せて試してみないのに対し、幼稚園児は5回も!

ビジネスパーソンチームの多くは緻密な計画を立て、これで大丈夫だろうと最後にマシュマロを載せると、あららこんなはずではなかったという結果に。一方、幼稚園児チームは、脈絡もなくあれもこれも試しているうちに、おお!という結果に。

「PDCAサイクル」が大事と言って、サイクルを一度しか回さない大人たちより、はるかにプロセスを回して結果をだす子どもたち。しかも、笑顔でゲームを楽しんでいる。ちなみに、大人たちに「一位のチームには賞金を出します」と条件をつけると、どのチームも塔すら立たないという結果になったとの話も。

 

このゲームから得られる教訓はさまざまですよね。私が気づいたのは、「目的(結果)を目指すのが先ではなく、楽しみながらアクションするのが先」ということです。PDCAが「サイクル」として回らないどころか、PPCC(PlanとCheck)のみで、DoもActionも無いなんて実例、周りに沢山ありませんか? ともかく、やってみるから面白いんですよね。結果はその後です。「それ儲かるの?」で始めたビジネスで本当に儲かるのかしらと? 大体、この問いからビジネスそのものが始まらないでしょうし。

ということで、面白そうと感じたら、即、始めてみましょう! 失敗? 大丈夫です、塔はうまく立たなくても、マシュマロは食べられるんですから(笑)

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