「定年」関係を特集したビジネス誌を、これ幸いに?と読み漁っています(^^;)
お金と仕事が、どうやら読者の二大関心事の様子。その中で、まだまだ全体に占める分量が少ない気もしますが、「起業」を扱ったページもあるので、一体どんなことが書いていあるかを、自分の実感と比べてみることにしました。
「ゆる起業」
シニア起業のカリスマ指南役となっている片桐美央さん、銀座セカンドライフ代表取締役のコメントとして、数誌に掲載されているキーワード。
実は私も、起業仕立ての頃に、セカンドライフビジネスコンテスト(2015)に参加して、何と”ベストプレゼン賞”をいただいているのです(プチ自慢) …まぁ、そんなことはともかく、この「ゆる起業」の考え方は、3年間やってきた自分の実感としても、良いアドバイス(ヒント)だなぁと思います。
1.楽しいと思える
2.やりがいを感じる
3.経験を生かす
4.利益ばかり追求しない
5.健康が一番
一点、補足とすれば、3の「経験を生かす」は、気づいたら結局そうなっているというのが、良いような気がします。未知の分野にも、面白そうだから、あるいはたまたま縁ができたから飛び込んでみたら、意外に過去の経験が役立ったという方、周りに何人もいます。
「起業3年目が分かれ道」
”現役時代の年収に届くのは、開業後2~3年目頃が多く、仕事への手応えを感じると同時に事業継続の分かれ道になるタイミングになります”
ひょえ~っ! そうなんですか? だとしたら弊社は相当に成長スピードがのろいのかも。
”最も危険なのは、赤字が出続けているおにズルズルと投資するパターン”
実際に「定年前後」で起業して、少数派ながら「破たん」してしまった人を知っていいます。でもね、事業が「破たん」しただけで「生活」までは破たんしてませんでした。
成長スピードや、規模の大小を、シニア起業の成否の尺度にしないほうが良いと思います。起業後3年でチェックすべきは、「お客様」が増えてきているかどうか、この一点ではないかなと。事業収入より、お客さんからの信頼の多寡が、事業の継続可否を決めるし、何より自身の”起業満足度”を左右すると思います。
あれ? 「ゆる起業」の話題の割には、堅い結論だったかも。
参考
『50歳から考えるお金と仕事2017』日経キャリアマガジン
『定年後の幸せマネープラン』日経おとなOFF 2017/11
『定年後の仕事選び』週間東洋経済 2017/9/30
『定年後の歩き方』週間ダイヤモンド 2017/9/2